須磨アルプスを、南から北へ通り抜ける(その1)天井川の中央尾根
今日も学会会議があるので、歯医者と会議の隙間時間を使って須磨アルプスを登りました。今回はネットで探しても登山道名すら分からない、かなりのマイナールートでしたが、南側から須磨アルプス露岩帯を望める、貴重なルートです。写真の所からの景色もいいんですが、もうちょっと下からは木々の間からですが、馬の背コルがきれいに見えるんです。ただし縦走路に合流直前は分岐が多い上に危険な個所もありますので、要注意です。
今回も「須磨名水の森」よりスタート。広場からちょっと進むと、天井川の合流点があります。右側の谷道を進むと馬の背コル部分へ、左側の沢を進むと栂尾山頂付近へ行けます。今回は沢の間の尾根道を進むので、この崖みたいな尾根道の取り付きを登ります。
最初は登りばっかりで、ぐんぐん高度が上がっていきます。道は一部不明瞭な部分がありますが、概ねしっかりしています。ただし、枝道が以外に多いので道を間違えないように注意が必要。基本、登っていく方向へ進めば大丈夫。
ここは、左が正しい道ですが、右に向かう尾根道もある。枝道も比較的しっかりしているので、機会があれば探検してみたい。
この道、なぜか尾根道上にビールケース等が数か所置かれている。休憩用かな。自分的にはこの道を「ビールケース道」と名付けている。
2つ目のビールケース(写真左下)です。このあたりはゆるやかな上、かなり幅広の尾根道です。しかもほどほど日が入り、結構明るい。日差しを避けながら休憩するにはいいポイントです。
3つ目のケースは、なぜかお酒のケース。宙に浮いているように見えるが、枝に引っ掛けられている。
お酒のケースを過ぎるといったん小ピークとなり、ここからアップダウンが繰り返される。ここから先は、木々の間から時々須磨アルプスが見えるんだけど、これがまた絶景なんです。横から須磨アルプスが見えるポイントってなかなかなく、この登山道が一番良く見えるんじゃないかと思う。展望が開けた部分で馬の背コルがはっきり見えれば間違いなく絶景ポイントだけど、残念ながらそんな場所はなかった。
ここが最初に視界が開けた場所。ここもかなり絶景ですが、コルの部分は残念ながら見えず。
ちょっとした岩の高台。ここからは須磨アルプスも市街地も海も見える。休憩ポイントとしていいかもしれないが、この先が崖になっているので、私は怖くて休憩できる気分にはなれなかった。
縦走路に近づくと、急な斜面が増え、しかも分岐も多くなる。危険な場所を通らないよう、ルート選びは慎重に。
そして須磨アルプス露岩帯すぐ西側の小ピークへ到着。比較的視界が開けており、景色も悪くはないんですが、縦走路歩いている時と、見え方があまり変わらないので、新鮮さはあまりない。
ということで、ここまでだいたい30分。須磨アルプス露岩帯部分へのシュートカットとしては悪くないです。しかもここからしか見れない景色も多く、お得感の強い登山道でした。それにしても枝道が多かったので、もっと探せばさらなる絶景ポイントが見るかるかも。冒険心のくすぐられる場所でした。