六甲の、個人的絶景ポイントベスト10

六甲山系はスケールの大きな山ではありませんが、歩いているとふいに絶景に出会うとこがあります。布引の滝や掬星台からの夜景は知られていますが、それ以外にも探せば見所いっぱいです。その中で、個人的に気に入った絶景ポイントベスト10を選んでみました。
f:id:Hanamaru:20150808114947j:plain

第10位 赤子谷左俣のゴルジュ

赤子谷はマイナーなルートで、谷に入るまでが分かりにくく通る人も少ないです。しかし、左俣の赤子谷からゴルジュ、2つの無名滝までの間は見応え十分です。ゴルジュ越えは沢部分を通りますが難易度は高くなく、濡れずに通り抜け可能です。水もきれいだし、手軽な谷歩きとしては六甲山系の中では一番のお勧めです。
f:id:Hanamaru:20160721100136j:plain

第9位 塩屋洋館からの海

西六甲エリアは海に近く、山頂から望む広大な海は壮観です。須磨浦公園からの階段から随所に海を望めますが、塩屋の海側から登って行くコースでは、住宅や洋館の奥にすぐ海が見え、何とも居心地の良い景色です。初夏の晴れた日なんか、最高ですね。
f:id:Hanamaru:20140914140250j:plain

第8位 石楠花谷のゴルジュ

石楠花谷前半の小滝・ゴルジュは、コンパクトながら秘境感たっぷりです。山の奥地にありそうな雰囲気ながら、入口であるテニスコート裏からは15分もあればゴルジュに到着します。しかも真上には阪神高速神戸線の高架があり、車の走る音が聞こえます。秘境っぽくない秘境も、六甲らしいなと思います。
f:id:Hanamaru:20160802093928j:plain

第7位 鍋谷の滝

布引の滝が女性的とすれば、鍋谷ノ滝は男性的で豪快な滝です。水量豊富で、近づくと「ドドドー」と大きな音が聞こえる、3段の滝です。逢山峡はシャワークライミングのイメージが強いですが、鍋谷の滝やその上流にも、登山靴で行けます。もっと知られてもいい、滝らしい滝です。
f:id:Hanamaru:20150808114947j:plain

第6位 須磨アルプス馬の背

個人的には身近すぎて、絶景とは思いにくいのですが、険しい露岩帯の近くに住宅地が見えるのは、珍しいといえば珍しいんでしょう。縦走路は人でいっぱいですが、ちょっと道をはずれると、展望の良い休憩スポットもあります。
f:id:Hanamaru:20161012072820j:plain

第5位 蟇滝

紅葉谷にある滝の1つです。七曲滝の少し下流にありますが、他の滝に比べると知名度はいまいち。でも、形のバランスは良く、滝単体なら六甲山系の中では一番のお気に入りです。ほとんど誰も訪れない場所なので、滝を見ながらのんびりコーヒーでも飲みたい。
f:id:Hanamaru:20160823110913j:plain

第4位 東おたふく山の草原

雨ヶ峠から東おたふく山の山頂までの間は、六甲さしくない草原が続いています。緑が出始めた春の、天気のいい日に訪れたらめっちゃ気持ちいい。山登りというより、ハイキング気分です。
f:id:Hanamaru:20160417145720j:plain

第3位 万物相

ここは、「ザ・ロックガーデン」言っていい景色。自然に作られたとは思えない露岩帯の造形美と、眼下に広がる市街地のコントラストが何とも言えない。街に近く、花崗岩が多い六甲山ならではの絶景です。
f:id:Hanamaru:20160927122700j:plain

第2位 テーブルロック

同じくロックガーデンからのランクイン。荒地山のボルダーエリアにある、8畳ほどの平らな岩が「テーブルロック」です。見える景色は万物相からのと大きく変わらないが、景色の独り占めできる感じが好きです。でも、人気のエリアなので、休日は先客がいることが多いです。
f:id:Hanamaru:20160927132326j:plain

第1位 白竜滝(白石谷

トップはダントツで、手前のゴルジュを含めた白竜滝です。滝はそれほど大きくない2段滝ですが、滝が小さく見えるくらいの、深く神秘的な谷が壮観で、秘境に入ったと錯覚するくらいの空気感です。熟練者向けのエリアですが、一度は訪れてほしい場所です。
f:id:Hanamaru:20160608134402j:plain

滝好きなので、はやり滝が多い。露岩帯は全て市街地が見える位置なのが六甲らしい。一般に知られてなくても見応えある所が多く、これからまた、新しい絶景が見つかるかもしれないのが、楽しみでもある。