赤石岳から悪沢岳のハイク(その2)赤石小屋~赤石岳

テント泊後の2日目は、赤石岳へ向かいます。ここからは難所が続きますが、気をつけて慎重に歩けば、特に難しい場所ではありませんでした。そして稜線に出ると、標高3000m以上の、すばらしい稜線が待っていました。これが見たくて、南アルプスに来ているようなものです。

2日目の朝です。本日も午後から雨予報なので、雨が降るまでには、荒川小屋に到着したい。そのため、予定より早い6時過ぎに赤石小屋を出発しました。

最初は少し登りますが、特に何でもない道です。

少し歩くと展望が開け、赤石岳が目の前に現れます。まだ雲はないようなので、天気のいいうちに、登頂したいところ。

富士見平に到着。

富士山がよく見えます。

富士見平を越えると、最初の難所が始まります。簡単に言うと、左側の切れたトラバース道になります。桟道が設けられている箇所も多いんですが、桟道部分はしっかりしており、特に難しさは感じませんでした。

問題は桟道のない所。道はしっかりしているのですが、左側が大きく切れており、滑らないように慎重に歩きます。高所恐怖症の自分としては、あまり通りたくない所。結構トラバース道は長いので、集中力が切れないよう、気をつけました。

木々の間から、赤石岳が見えるのですが、なかなか近づかない。そもそも、どこをどう通れば稜線に出られるのか、道も見えないし想像もできなかったです。

トラバース道が終わると、急登が始まります。道はつづら折りになっており、自分としてはトラバース道よりは恐怖感を感じないのですが、やはりどこをどう通っていくのか、まだ分からない。

写真では見えにくいですが、少し先に先行者が見え、先行者がいることで、少しだけ道がどう通っているのか、分かるようになってきた。気持ちのいい空です。

稜線までの最後の登り。険しく見えますが、難なく進めます。

ついに稜線に出ました。

赤石岳の方を向くと、すばらしい稜線が。この広大な稜線が、南アルプスの最大の魅力と思います。喜びをかみしめながら、ゆっくりと山頂に向かいます。

赤石岳山頂に到着。普段は自分を入れて写真撮らないのですが、撮ってくれる人がいたので、撮ってもらいました。

山頂から、赤石避難小屋が見えます。

さて、ここからは荒川小屋方面に向かいますが、楽しい稜線歩きの続きです。

予定が変更できないので、多少の雨は覚悟していたのですが、ほんとによい天気で大満足です。