南アルプス 鳳凰三山から早川尾根の縦走(その2)薬師岳~観音岳~鳳凰小屋
露岩帯に出ると、今回のハイライトである鳳凰三山の稜線歩きです。残念ながらガスがかかっており展望いまいちですが、それでも奇岩ばかりが続いており、非日常間たっぷりの景観でした。
露岩帯をどんどん進みます。こちらは北岳でしょうか。雲が結構増えてきており、展望はいまいちです。
大きな岩と砂が中心の稜線ですが、比較的幅広なので岩の中を進みますが、恐怖感はそれほどありません。
あれが薬師岳か。いったん岩場を下ります。
下った所に、薬師岳小屋がありました。結構きれいな小屋で、バッジ購入しました。ここはテント禁止なので、テント泊の場合、手前の南御室小屋か、もしくは鳳凰小屋まで進むかどっちかです。
小屋からわずかな樹林帯を抜けると、広い砂地のスペースが現れます。
薬師岳の標識です。ピークハントに強いこだわりないので、そのまま進みます。
観音岳の方向を見ると、岩と砂の稜線が続いています。常に北岳方面から風が吹いており、そのためか北岳側は岩がむき出しになった急斜面です。反対側はハイマツが生える、比較的ゆるやかな斜面です。
観音岳へ進みます。時々左側が切れてはいますが、道はしっかりしており、慎重に歩けば大丈夫。
今回の縦走での最高峰にあたる、観音岳に到着。標高2,840mと、今回通るピークでは、唯一の2,800m超えです。
観音岳を過ぎると、ようやく地蔵岳のオベリスクが遠くに見えてきました。やはり独特の山容です。
振り返った様子。
地蔵岳周辺には風が流れており、オベリスクが見えたり、隠れたりしている。これもまた、幻想的。この急斜面を下りコルの部分まで行くと、鳳凰小屋への近道があるはず。
ここを右に下りと鳳凰小屋ですが、樹林帯の単調な急斜面で、結構疲れました。
鳳凰小屋に到着。もうみんな、くつろいでる。
テント場に到着。日曜夜ですが、思った以上にテントが張られていた。