南アルプス 鳳凰三山から早川尾根の縦走(その1)夜叉神峠~薬師岳

今シーズン2回目の日本アルプスは、また南アルプスです。ずっと行きたかった鳳凰三山に登りましたが、前日になって急に登山口を夜叉神峠に変更し、バタバタでした。でも、夜叉神峠からの登山道、距離はありますが歩きやすく、気持ち良い森林浴ができました。
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本当は、青木鉱泉から登る予定でしたが、韮崎駅から青木鉱泉に行く登山バスが、当日運行されない様子。8月の週末なのに何で・・・
9月の週末は運行されており、8月の最後の週だけ運行されてない理由は不明です。そう言っても仕方ないので、急遽夜行バスの降車場所を甲府に変更し、広河原行きの登山バスに乗車。夜叉神峠登山口で下山しました。去年に北岳登った時、同じバスで夜叉神峠登山口で下車する人を見て、「こっからどこ行くんだろう」って思いましたが、まさか自分がここに下車することになるとは。しかし、意外にも今回、ここで下車されるハイカーは結構大勢いました。夜叉神ヒュッテは売店、入浴、宿泊も可能ですが、到着した時間はまだ開いてませんでした。
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1日目は夜叉神峠から鳳凰小屋のテント場までのロングコースなので、すぐに登り始めます。しかし、いきなりトレッキングポールの片方が固定できないトラブルが。前回の登山で固定が外れないトラブルがあり、事前にチェックを怠っておりました。固定できない部分は一番短く、それ以外の部分を一番長くセッティングし、何とか使うことができましたが、今回はトラブル続きで、先が思いやられます。ただ、登山道は険しい斜面ながら大きなつづら折りに作られており、とても歩きやすかったです。
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1時間弱ほど歩くと、夜叉神峠小屋に到着。ここは既に開いており、パンや飲料など売ってました。今回歩くまで夜叉神峠から鳳凰三山への登山道は知らなかったんですが、小屋やテント場が以外に多く、青木鉱泉から登るより良かったかな、って思ってます。
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夜叉神峠小屋前からは、白峰三山の展望抜群です。天気も良く、雲もあまりかかってない。いい登山になりそうだ。
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この先はつづら折りではなくなり、樹林帯の尾根を歩きますが、総じてゆるやかな登りで、気持ちよく歩けます。森の雰囲気は抜群に良く、日陰も多いので汗もほとんどかきません。
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途中からガスがかかり、より幻想的な雰囲気となります。樹林帯を歩くのが好きな人にはたまらない道です。
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杖立峠に到着。ゆるやかな道ながら、どんどん高度が上がります。
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横に白峰三山ありますが、木が多いのであまり見ることができません。でも、あちらもだんだん雲がかかってきた様子。
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高度が上がると苔が多くなり、より深い森の雰囲気となります。
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時々ガレ場もありますが、手を使うような場所は皆無です。
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苺平に到着。どんどん先を急ぎます。
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南御室小屋に到着。この小屋、昭和チックな雰囲気で、個人的には好きです。ペースが遅いと、ここでテント泊かと思っていましたが、予定よりかなり早いペースなので、このまま鳳凰小屋を目指します。
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南御室小屋を越えると、登山道がかなり急になります。時々手を使う場所はありますが、それでも危険個所はありません。
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樹林帯のいい雰囲気が続きますが、そろそろ飽きてきたかな。
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次第に大きな岩が増えて来ました。露岩帯の稜線はあと少しか。
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ついに露岩帯の稜線に出ました。奥に見えるのは観音岳か。
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夜叉神峠からの登山道はゆるやかで歩きやすかったですが、水平距離で約9kmと結構な距離を歩かないといけません。それでも5時間かけ1,300m登ったとは思えないくらい疲労は少なく、時間がかかるデメリットを除けば、鳳凰三山にアクセスする、いい登山道だと思います。