北アルプス 槍ヶ岳に挑戦(その1)上高地~ババ平
去年から目論んでいた、北アルプス登山にやっと行くことができました。「最初は燕岳くらいかな」と思っていたけど、「最初でも大丈夫。槍・穂高がおすすめ」との友人のアドバイスもあり、いきなりですが、槍ヶ岳に挑戦に挑戦しました。まずは前半~中盤のババ平までですが、登るというよりひたすら平坦な道を歩くことに。大変ではありませんが、結構な距離でした。
まずは北アルプスへの交通手段です。関東のようにJRで簡単には行けず、現実的には高速バスを使うのが無難。夏季には「さわやか信州号」というハイカー向けのバスが大阪・京都から出ており、上高地や白馬、八ヶ岳(美濃戸口)であれば、夜に出発して早朝に到着してくれるのでありがたい。前日の22:45に京都駅前から乗車し、早朝5:20には上高地に到着しました。これだけ早く到着してくれれば、1日目から遠くまで歩くことも可能。到着して準備を整えてから、登山開始です。
かっぱ橋を通過し、すぐ先の小梨平のキャンプ場では、結構な数のテントが張られてました。そして徳澤、横尾のキャンプ場でも同様でした。ここで過ごすためなのか、これから登るのかは分かりませんが、下のエリアにこれだけのテントがあるのに、びっくりしました。
横尾までの約10km、ほぼ平坦な遊歩道です。その間には明神館、徳澤があり、それぞれに自販機や売店、食堂、トイレが整備されています。水分なんて、高くていいなら現地調達で十分。登山道は横尾から先なので、横尾までは観光地ですね。
横尾からの景色です、このあたりは穂高連峰でしょうか。槍ヶ岳はここからは全く見えません。この橋を渡ると、涸沢方面になります。涸沢にも、一度テントを張って泊まりたいです。
横尾から先は、本格的な登山道です。ただし、道は登山道らしくなりますが、少し登るかな、というくらいで、まだまだ平坦です。
こういう、沢と登山道が同じ高さにある所、好きです。上高地は思ったより暑いですが、それでも木陰はひんやりして気持ちいいです。
上高地からは梓川沿いに進みましたが、横尾からは槍沢に名前が変わります。今回はこの槍沢に沿って槍ヶ岳まで登りますが、それなりの水量の沢です。青と、緑と水色のコントラストがきれい。
槍沢ロッジに到着。当初の予定では、この少し先のババ平テント場で1泊目をする予定だったが、思ったよりペースが速く、まだ10時半。槍ヶ岳山荘まで行けそうなので、予定変更し、槍ヶ岳山荘へ向かうことに。
ババ平に到着。テント場としては良さそうですが、今日は日差しがかなり強く、ここで過ごす気分にはなれない。
テント場から上方を望むと、きれいな山並みが見えます。低い場所にあるのでテント場としては悪くなく、装備を軽くして槍ヶ岳に登りたいなら、ちょうどいいテント場と思います。でも今日は、暑すぎ。
初めての山域はどんなペースで歩けるか分からないので、一応登山地図に書かれたタイムを参考に計画しますが、それを差し引いても思った以上にペースが速い。天気の善し悪しも影響するし、所要時間を予測するって難しい。