「やって見せ、~」をもうちょっと詳しく ~インストラクショナル デザイン~

「やって見せ、言って聞かせてさせてみて、誉めてやらねば人は動かじ」
有名な山本五十六の言葉です。臨床実習で指導する場合の、基本的な考え方として引用されることが多く、分かりやすいですが、見せる前にどんな説明をするのかなど、指導する場合には手がかりとしての不十分さがあります。そこで、もう少し踏み込んで分かりやすく書かれたのが本書です。この中で17の鉄則が書かれていますが、「標的行動を見せてやらせて確認させる」というのは、このうちの1つに過ぎません。

インストラクショナルデザイン―教師のためのルールブック

インストラクショナルデザイン―教師のためのルールブック

続きを読む

実習症例をまとめるための方法論に使えるか? ~ペアプログラミング~

臨床実習に症例レポートは必要か?という議論がありますが、最適解が見えてきません。少なくとも、今までのような症例レポートの方法論では難しいと思いますが、提出物となっている養成校もあり、難しいところです。症例を振り返るにしても、実習生の負担にならない方法がないかと考え、本書に至りました。二人一組でプログラムのコーディングを行う方法論ですが、症例レポートや抄録などをまとめる際、有用な方法と考えています。

ペアプログラミング―エンジニアとしての指南書

ペアプログラミング―エンジニアとしての指南書

  • 作者: ローリーウィリアムズ,ロバートケスラー,Laurie Williams,Robert Kessler,長瀬嘉秀,今野睦,テクノロジックアート
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本
  • 購入: 6人 クリック: 36回
  • この商品を含むブログ (29件) を見る

続きを読む

プレッシャーで成長するのか ~ゆとりの法則~

最近は、トム・デマルコの本を続けて読んでいるが、今度は「ゆとりの法則」だ。要するに、プレッシャーをかけすぎても生産性は上がらず、組織の柔軟性は低下し、変化に対応できませんよ、ということが書かれている。ゆとりだけではダメですが、ゆとりをうまく利用して、チームの活性化につなげるかのマネジメントが重要かと思う。

ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

ゆとりの法則 ? 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

続きを読む

病院独特のルールを知る ~看護学生 してはいけないケースファイル~

病院は、一般社会の常識的な行動が通用しないことがあります。患者さんに良かれと思うことでもタブーは以外に多く、特に実習生は知らず知らずのうちにタブーな行動をしてしまう可能性も高い。そんな行動をまとめた本書は、看護学生向けながらも、作業療法の実習生にも是非読んで欲しい本です。

看護学生してはいけないケースファイル 臨地実習禁忌集

看護学生してはいけないケースファイル 臨地実習禁忌集

続きを読む

衝撃の一冊 ~長生きできる町~

今まで、自分の考え方に大きな影響を与えてくれた本は何冊かありますが、その中に加わることになる、衝撃的な本でした。健康寿命に影響を与えていることが、ビックデータからいろいろ分かり、それが私たちの直観とは違うことも多く、データから考えることの重要性を改めて感じました。同時に、作業療法士は、目の前の対象者に向き合うことが大切と思っていますが、それと同じくらい、「今の関わりが、この方の長期的な健康にどの程度寄与できているのか」というマクロな視点も必要なことを、今回感じました。

長生きできる町 (角川新書)

長生きできる町 (角川新書)

続きを読む

無難だが網羅されている一冊 ~仕事に役立つExcelデータベース~

職場の端末には、幸いWordとExcelがインストールされている。特にExcelは、VBAをうまく利用すれば業務分析や効率化が行える。今まで、Excelをデータベースとして利用する際は、かなり古い本を参考にしていた。しかし、Excelのバージョンもかなり上がり、標準機能も上がっているので、新しい本を購入し、勉強し直すことにしました。

続きを読む