六甲全山縦走大会2015で気付いたこと(健忘録)

六甲全山縦走は、一度参加しないと気付かないことも多々ありました。次回以降の参加のため、気づいたことを忘れる前に書き留めておきます。
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全体的なこと

  • 長丁場なので、水分やエネルギー不足にならないよう、飲料と食料の計画はしておいたほうがいい。体重にもよるが、縦走中に水分3000ml以上、食料は計3000kcal以上は必要でしょう。後半は食べようと思ってもなかなか食べる気になれない。摩耶山までに水分2000ml、食料2500kcalは取っておきたい。
  • 縦走中は食べないといけないが、食べる気がしないのも重大な問題です。大会中に何カ所かある販売所・サービスポイントは多少時間をロスしても、特に温かい食べ物は積極的に活用したい。具体的には、大竜寺山門の豚汁(300円)、掬星台のホットレモン(無料)、六甲山上藤原商店の肉まんなどの販売、六甲山郵便局前の甘酒(無料)、などなどです
  • 途中での飲料購入は、市街地を中心とした自動販売機に加え、商店や茶屋でも販売してたので、あまり心配しなくても良さそう。ちょっとしたことだが、自動販売機では手袋した状態でお釣り取るなど面倒なので、お店で購入するのが便利だった。購入に便利そうなのは、鵯越駅前の商店、大竜寺の自動販売機横でコカコーラさんが行ってる販売、市ヶ原の櫻茶屋、六甲山上の藤原商店くらいでしょうか。飲料は重量負担になるのでこまめに購入したいが、購入場所がない手前では確実に買っておきたい。
  • 市街地には一応標識があるものの、慣れてないと分かりにくい。一度は下見したほうが良い。須磨アルプス手前の高倉台はほぼ直線で参加者もだんご状になっているため、ほぼ迷わない。妙法寺は複雑でないものの、曲がり角が分かりにくいので、不安なら集団についていくのが無難。丸山地区は縦走路最大の市街地、一度下見をしておいたほうがいい。以前は縦走大会時には道路に矢印書かれてましたが、今回はなかった。雨のためでしょうか。ゴール手前の宝塚も、分かりにくい上に、通る時は夜間で前に参加者が歩いてないことも十分考えられる。下見をしておいたほうがいい。
  • 普段の登山より、足を痛めやすい所、水ぶくれのできやすい所は把握しておき、さらかじめ予防的にテーピングしておくのが良い。ちょっとした痛みでも、後半にきつくなることがある。
  • 自分でペースを保って歩くのは結構疲れます。自分のペースに合うグループを見つけましょう。ついていったほうが楽です。特に東六甲縦走路は集団の中で必ず行動しましょう。
  • 参加証は紐でウエストバックでつなげてましたが、長さが20cmくらいしかなく、チェックポイントでハンコ押してもらうとき困った。せめて50cmくらいあったほうが良かった。

雨に関すること

  • 雨装備は必須と考えたほうがいい。雨装備なく降ってきた場合は、早めにリタイアしたほうが良い。特に東六甲縦走路は気温の下がる夕方~夜間になるので、危険です。バックパック用の防水カバー、衣服を入れておく防水インナーバックも必須を考えていい。休憩場所はどこも濡れていて、座る場所があまりなかった。重量に余裕あるなら、折り畳み椅子はあったほうがいい。ゲイターも参加前は不要と思ってたが、雨が降るとかなり泥が飛び、下腿部分は泥だらけになるためあったほうが良い。
  • 雨で手が濡れている場合、べとついてグローブを装着できない。濡れる前につけておきましょう。
  • 雨の場合、東六甲縦走路は要注意です。下り道には水が流れ、泥道化します。一軒茶屋に到着した時点で、下り道でブレーキが効かないくらい下肢筋の疲労が強い場合は、リタイアをお勧めします。

各エリアごとに関すること

  • 始発電車に乗っても須磨浦公園到着は5時30分~40分となる。この時間には受付の行列は解消されてるが、須磨アルプスの渋滞には確実に巻き込まれるため、妙法寺到着に3時間程度かかると考えたほうがいい。渋滞に巻き込まれたくないなら、電車以外の手段で3~4時までにスタート地点に行くしかない。5時以降にスタート地点に行く場合は、ある程度周りの流れに身を任せる開き直りが必要。
  • おらが茶屋手前に、左へ入る迂回路があり、階段を下りずに高倉台へ行ける。
  • 須磨アルプスでの渋滞発生場所は、400段階段前、横尾山東側の鎖場手前の主に2か所。ここで止まったらあきらめましょう。鎖場手前の渋滞は、尾根道で風がよく通るエリアのため、急に体が冷えます。ウェアを1枚着ておきましょう。渋滞発生する鎖場は、右側にも迂回ルートがあり、慣れた人なら問題なく通れます。渋滞緩和のため、行ける人は右の迂回路を積極的に利用しましょう。
  • 妙法寺小学校、高取山など前半のトイレは結構混んでます。トイレはスタート地点到着前に済ましておくのが無難。
  • 市ケ原から一軒茶屋までの間、ハイカー用の大きな緑のゴミ箱が何カ所も設置されている。装備を軽くするため、不要なものは捨てましょう。
  • 六甲ガーデンテラスから一軒茶屋までは、本来の縦走路は何度も車道を横切る登山道ですが、ほとんどの方は車道を歩いていた。どちらを通ってもいいようですが、車道を通る時は車に注意。
  • 一軒茶屋から10分ほど歩くと、鉢巻山トンネルがある。雨もかからず地面も濡れてない貴重なポイントですので、雨降りで東六甲縦走路を目指す場合、ここで装備やウェアの調整をしたほうがいいでしょう。ただし、車道なので当然車は通ります。注意しながら歩道で行いましょう。
  • 六甲縦走路は、1~2回程度下見するのがお勧め。自分の歩いている位置が分からないと精神的にきつい。船坂峠、太平山近くの舗装道、大谷乗越あたりが位置を確認できるポイントとなる。特に大谷乗越東六甲縦走路では、大谷乗越など危険なポイントを中心にライトで照らしてくれている。ボランティアスタッフも一定間隔ごとに誘導してくれているので、完走できそうになければ、迷わずスタッフに申し出ましょう。大谷乗越から塩尾寺までは意外に長く、枝道も多いので下見で確認しておいたほうがいい。
  • 塩尾寺から宝塚までは舗装道と言えども300m下るので、下肢筋疲労を起こしていたり脚に痛みがある場合、かなりきついです。
  • ゴールすると、認定証と記念品をいただける。しかしずぶ濡れのバックパックに、紙の認定証を入れる場所がなく、結局手で持って帰った。丸めればジップロックに入るので、ジップロック持っていくことをお勧めします。