宍粟市の滝めぐり(その5)原不動滝
原不動滝と言えば、日本の滝100選にも選べれている名瀑である。落差88mの3段滝で、豪快に水が落ちるその姿も名瀑にふさわしい。でも、そんな名瀑を見ても心躍らないのは、なぜだろう。いい滝ではあるが、自分がどんな滝に魅力を感じているのか、考えさせられる滝でした。
原不動滝は、国道29号線から道をはずれて進みますが、さきほどの明神滝とは雰囲気は全く違う。集落などなく、観光農園からキャンプ場やら温泉施設など、観光施設が立ち並ぶ。おそらく原不動滝を中心とした、観光エリアなんでしょう。まずはこの温泉施設に車を停めましたが、もっと奥でも駐車できました。
大きく、原不動滝の写真が掲示されています。
原不動滝は、県下で唯一、お金を払って滝を見る所です。大人200円となっております。
さて、標識に従い進みます。観光地化している滝なので、当然道は歩きやすい。
ただし、多少階段は登ります。
写真では見えないけど、木々の奥に滝の流れが見えます。滝下行きたいのですが、入れないみたい。残念です。
滝見台まであと少し。下から見るのでなく、高い位置から見下ろすようです。
この吊橋が滝見台となっています。
たしかにでかい。そして形もきれい。でも遠いなあ。観賞するだけで、滝を感じることはできない。
吊橋のワイヤーが結構邪魔。せめて滝下に行ければなあ・・・
原不動滝は、観光地化した滝の一つの形としては、ありと思います。実際、これだけの名瀑を手軽に見ることができるのだし。ただ、私は滝だけでなく周りの雰囲気を含めての滝を楽しむほうだし、雰囲気を感じることも好きです。音やしぶきを感じたり、しぶきを体に浴びたり。自分が滝の何が好きなのか、あらためて再認識させてくれた滝でした。