シンプルな習慣を、いかに説得するか ~なぜ、あなたの仕事は終わらないのか~

マイクロソフトの中島聡さんが書かれた時間術の本が出版されました。私にとって中島さんは、「高校生でGAME80コンパイラを作った」人として知った。高校生ですごいなあ、と思っていたが、それはその時から自分なりの時間術を使って、勉強とプログラミングを両立してたんですね。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

中島さんの仕事のスタイルは至ってシンプル。「締め切りを守るため、最初の1~2日に集中し、仕事のほとんどを終わらせる」ということだ。でも、それは分かっていてもできないのが人間です。だからこそ、行動に移せるように説得にかなりの割合を割いている。

そして本書にたびたび出てくる、ビル・ゲイツのほうが時間管理には徹底的だ。わずかな時間も無駄にはしない。時間を守ることを厳しく要求する。そして完成度の高いことより、完成することを優先するのが彼らしい。IBMから受注したDOSを納品するため、人が作ったDOSを買い取り、それを納品した話もある。手段を選ばない所はあるが、要求に何が何でも答えるのはすごい。

あと、「できない仕事は引き受けない」ってもの納得です。でも、実際の仕事では難しいんですね。その場合は締め切りを交渉する等を事前にちゃんとやらないとだめ。締め切り直前に泣きつくのはダメ、ってのは本当によく分かる。

最初に一気に進める。気持ちのコントロールが一番大事かも。