長尾谷は「絶景」と呼ぶにふさわしい、すばらしい場所でした。さっきの鋒山峡とは違い登山靴で登りましたが、登山道がちゃんとあるので、濡れずに進むことができます。もちろん鍋谷ノ滝もすばらしかったのですが、林道から5分くらいで見に行けるので、秘境感はあまりない。一方、写真の三股の滝は小さいながらも形がきれいで、登った人にしか見ることができない、達成感を十分感じることができる場所でした。
まずは鋒山峡東側の林道にいったん戻ります。左の道が林道で、実は「立入禁止」と書かれている、右側の下りより登山道が出ています。右へ進み、ポンプ場施設のさらに右から出ている登山道を下ります。
沢まで下ると、こんな道標が沢の中にあります。道標の経っている沢は茶園谷に進む谷で、長尾谷は奥のもう1つの谷です。よく見ると、「沢から鍋谷の滝」と「鍋谷の滝、シュラインロード」の2つ書かれてますが、その時には気付かず、(登山道でなく)長尾谷に沿って進みます。
すぐに現れるのが、ソーメン上の滝。滝の中を通り、反対側へ進みますが、サンダルであればそれほど大変ではありません。
そしてすぐ先に、3段になっている鍋谷ノ滝が姿を見せます。この滝、写真じゃ分からないけど、ドドドーってものすごい轟音とともに水が落ちてきており、存在感がハンパないです。知ってれば林道から5分ほどで見れます。しかも登山道側から下りて見に行くこともできますので、登山靴でも来れます。この滝は、是非実物を見て欲しいですねえ。
ほんとは3段とも写真に収めたかったのですが、うまく入らず一番上段の滝はわずかに見える程度です。手前の滝の左側は登れそうなんで、登ってみます。
1段上ると、最上段の滝が見えました。2段目の滝の右側が登れそうなのですが、ヘルメットない状況ではさすがに危ないので、これ以上はあきらめました。この場所の左手に巻き道があるので、そこを登ることに。
登山道に入った後、道を確認するために再び最初の場所に戻ります。写真中央が、さっきの道標を別角度で撮ったもの。右端に見えるのが、長尾谷の沢です。写真左端あたりに登山道入口があるので、そこから再び登ります。
歩いてすぐ、滝の名前が出てきます。ここから下れば、滝の1段目に出ますが、ロープ持たないと下れないくらい急なので、下から見る方が無難かも。
登山道からも、轟音とともに、滝を横から見ることはできます。下から見るより高さがありそう。
そのまま登山道を進みますが、沢との距離は近くてよく見えます。また、下りようと思えばすぐ下りられます。
登山道を遮るような巨岩が、古寺山っぽい。
それにしてもきれいです。
時々日が差す場所がありますが、幻想的な雰囲気となります。
通行止めで、迂回の指示です。どこが危険か見て分かりませんが、沢沿いに出ます。
沢沿いも、場所によっては濡れずに進めます。場所によってはスペースもかなりあるので、休憩スポットして使えそう。バーベキューしている人もいました。
そして、三股の滝です。奥と言っても林道から20分くらいの場所なので、行こうと思えば行ける距離です。
横から滝を覗きました。
たしか登山道は、この滝の右を巻いていくのですが、この巻き道が分かりにくいので、注意が必要です。
まだ、きれいな滝が続きます。水量も十分です。
たしか、ここから沢を離れ、林道に進みます。
長尾谷は、十分満足できる谷道でしたが、実はこの後古寺山に進んだんですが、シュラインロード方面に行けば、もうちょっと長尾谷を楽しめたようです。残念ですが、次回の楽しみに取っておきます。
長尾谷は登山道に載っていません。かなり険しい谷なので、ある程度のリスクはありますが、それでも鍋谷ノ滝あたりまでならそれほど危なくないので、是非見に行ってほしいです。