妙法寺→高取山→菊水山→鍋蓋山→市ヶ原→新神戸のハイキング
3連休のうち、今日だけは自分の好きなことをする時間にしようと、久しぶりに長距離のハイキングに行きました。縦走路ハイキングは、前回は妙法寺でストップしましたので、そこからの再開です。「行けるところまで行こう。摩耶山あたりまでいけるかな?」なんて思っていましたが、このコースは予想以上に過酷で、結局は市ヶ原まで来たところで16時くらい。日没近くなったので終了しました。精神的に鍛えられるコースでしたので、菊水山にはトレーニングで再度挑戦したいと思います。
まずは地下鉄妙法寺駅を降り、前回終了した地点まで行きました。まっすぐ進むと思っていたら、道は右でした。
すぐ近くを走っている阪神高速神戸山手線の上り線を、上から超えて、
下り線はなぜか、階段だいぶん下って、下から超えていきます。
そして市営地下鉄の下を超え・・・地下鉄のさらに下って・・・
超えて少し歩くと、このあたりの地名の由来になっている妙法寺があります。
ここから少しの間、市街地です。前を横切っているのが、妙法寺から板宿に抜ける道。三木街道だったっけ?直進します。
この道は抜け道なんで、車はバイクでは何度も通りましたが、歩くのは初めて。右に見える大木の奥を右に曲がります。
ここを左に。明日は六甲縦走の日なので、練習してるっぽい人をちょくちょく見かけます。ここにいたおばちゃんが、「みんな練習しているよ。頑張ってね」と声かけてくれました。残念ながら、私は今年縦走には出ません・・
そしていよいよ登山道・・・
と思ったらまた開けた場所に。右奥の人が通っている細い道から登山道になります。ここからは高取山になります。
高取山は以前、東側から昇ったことがありますが、ほとんど整備されている、きれいな道でした。今回登った登山道は、須磨アルプスほどではないにしろ、結構な岩山で大変でした。なめてましたね・・
こんな険しい部分も。
やっと頂上近く来ると、神社が見えて来ました。この神社、執拗に登るよう誘ってきます。登ってみることにしました。
たしかに見晴らしは良さげでしたが、あいにく視界が良くありませんでした。
神社はこんな感じ。
こんどは山頂に高取神社が。雰囲気がかなり神々しい。
景色もよろしいです。
そして縦走路の矢印通り、長田方面へ進みます。
なんだか分かんないけど、昭和チックです。
高取山は、六甲山系の中で一番茶屋が多いです。紅葉がきれいですね。
整備された道が続きましたが、ここで左に入ります。
道が見つかんないと思ったら、トイレの奥に発見。
下りはなだらかな階段道が続きます。ここも紅葉きれいでした。
途中に大きな砂防ダムがありました。登山していると、しゅっちゅう砂防ダムに出くわします。神戸で大きな土砂災害が少ないのは、このような地道な取り組みがあるからなんでしょうね。
住宅街に出ました。ここからは丸山地区を歩きますが、この近辺は以前、デイケアの送迎をしていたことがあるので、土地勘はかなりあります。
鈴蘭台に抜ける新道に出ました。そのまま直進です。
住宅地を抜け、バス道に出ました。右奥の小さな道に進みます。
1回目の縦走の時の矢印が残っているのか。そのおかげで迷うことはほとんどありませんでした。
大日が丘のバス停をちょっと過ぎたところ。縦走本番では、パンやジュースが買える場所は貴重です。この手前のコンビニは残念ながら閉店してましたが、自動販売機が大量に置いてあるので、ジュース類はこのあたりで補充できそう。
神鉄をくぐります。
この辺りは源平町っていうんだ。神戸は源平合戦ゆかりの地が多いです。
鵯越駅に到着。右の細い道が登山道になります。
ここからの登山道はかなり森らしくなりますが、起伏は穏やかです。次の目標の菊水山は、最後の登りがかなり険しいので、歩きながら心の準備をしておきます。
いったん舗装路でるが、また登山道に。この曲がり道、見つけにくい。
ここも分かりにくい。左の登りかと思いきや、右端の小さな道が登山道です。
ん、こんな所にカフェが。昼食は菊水山頂で食べると決めていたが、とりあえす様子だけ見に行ってみた。
案内とメニューがありました。
すごい所にあるなあ。今回はこれくらいにしておきました。
少し歩くと、菊水山駅跡が。もう10年近く経つんだ。ここに駅があっても、登山者しか使わないよな。
この辺りからいよいよ険しい登りに。階段ばっかです。
ひたすら階段。平坦な場所なんてない。
階段だけでなく、岩場など不整地も結構あり、そこで筋力体力が奪われていく。「山頂はまだか、まだか」と何度心で叫んだことか。
心折れそうになった時、やっと視界が開けました。ここで気持ちを持ち直し、もう一息。
やっと山頂!!つらかった分うれしいさ倍増です。六甲の全縦走路の中でも、一番のハードコースではないでしょうか。来年の六甲縦走に向け、心肺機能や筋力をつけるとともに、精神面を鍛えるためにも、何度かここを登りたいです。
菊水山頂のシンボルマークの、電波塔。
先を急ぐので、昼食取ったらすぐに下ります。有馬街道の方面に下っていきますが、ここはここでかなりの険しさ。階段でなく岩山が多いので、かなりつらい。
次に登る、鍋蓋山が見えてきました。
ついに、有馬街道の直上にある、「天王吊橋」に来ました。ここからが本当の六甲山です。このあたり、有馬街道に下りれなくはないんだけど、交通量が多い上に歩道がなく、かなり危ない。菊水山から鍋蓋山って、エスケープできる場所がほとんどないので、天気などには注意が必要。
橋の上から、有馬街道を見下ろしてみます。
ここから鍋蓋山に登りますが、この山も思った以上に大変。険しいのもありますが、登りのほとんどが不整地なので、そこで体力がすぐに奪われてしまいます。
岩もごろごろしています。
ある程度登ると、緩やかな道になります。
鍋蓋山の山頂に到着!・・・ここにトイレの案内、書かないでよ。山頂は特別見晴らしがいいわけではありませんが、広場があるので、お弁当食べる場所としては良さそう。
景色はこんな感じ。手前に山が写っているのもいいですね。
パノラマで写すと、こんな感じ。
こっからはゆるやかで歩きやすいんですが、既にお茶がなくなり、のどカラカラ。市街地で買っておかないとだめですね。
ところが、再度山エリアを超えたあたりに広場があり、自販機が!!助かるなあ。
少し進むと、再度ドライブウェイにつきました。これは大龍寺と言うらしい。
ドライブウェイを渡り、直進します。
ここから先は舗装路です。これは廃墟?
このあたりで3時半。摩耶山まで行きたかったが、日が暮れると大変なので、新神戸駅に向かうことにしました。
このあたりは市ヶ原。バーベキューとかできそう。
ちょっと歩くと櫻茶屋が。もう閉まっていた。
これは紅葉の茶屋。きれいですね。
布引貯水池。
もう新神戸が目の前。市街地に近いせいもあり、このあたりは普通の服装で歩いているひとも結構います。
布引の滝。何度か写真撮ってみましたが、この雰囲気を伝えられるような写真は撮れませんでした。新神戸からは歩いてすぐに行けるので、是非、直接見て欲しいですね。このさらに下にも滝がありますが、音はするけど姿が見えず、でした。
新神戸駅に到着。
だいたい5時間程度のハイキングでした。冬登山用に登山服を購入しましたが、今日はかなり暖かくて、ほとんどTシャツで歩いていました。次に行く時は、さらに高い所に登りますので、防寒具はその時におそらく使うでしょう。久しぶりの長距離ハイキングでしたが、楽しかったです。