阪急王子公園駅→青谷道→摩耶山頂→掬星台→上野道→摩耶ケーブル駅のハイキング
北海道では数年に一度の猛吹雪らしいですが、神戸もかなりの寒さです。こんな時に何ですが、摩耶山に登ってきました。今回は、ペースアップのためのトレーニングが主な目的ですが、自分の冬装備で問題ないかの確認も併せて行いました。青谷道は「歴史ロード」、上野道は「展望を楽しむ道」という印象でそれなりに楽しめたのですが、自分の好みとしては、新神戸→市が原→縦走路を通って掬星台が今のところ摩耶登山ルートとしてはベストコースです。それにしても今日の掬星台は寒さに加えすごい風で、10分も滞在することができませんでした。六甲山系と言えども、冬山なめちゃいけませんね。
今日は午前中は仕事で、午後の代休を利用しての登山です。スタート地点は「阪急王子公園駅」としましたが、今から思えばJR灘駅でもたいして距離変わらないので、そうしても良かった。もっと山側からスタートしたければ、三ノ宮より、神戸市営バスの2番「阪急六甲駅行」に乗り、青谷で降車すると登山口がかなり近くなる。
王子動物園を通過。
ここを右に曲がれば青谷道のはずだが、標識はない。右に曲がって進みます。
閑静な住宅街を進んでいきます。
これを右に行けば登山口のはずだが、どうも分かりにくいな。摩耶山の登山ルートとしては、一番メジャーなはずだけど、そんな風には見えない。
これも左側を登っていくはず。
やっと青谷道の名前が出てきた。
道は比較的整備されており、布引貯水池までの道に似ている。
おっと、観光茶園なるもの発見。神戸で唯一の茶園らしい。
すぐ奥に茶屋がありました。娘と行く時は寄ってみたいなあ。
ちょっと歩くと、また茶屋が。
河原みたいな場所に、仕切りがいくつもある。何だ。
サワガニを育てているのか。
おおっ、六甲の水を汲める所あるじゃないか。今日は極寒だったのでスルーしましたが、次回は汲んで、コーヒーでも入れてみたいです。
もう旧摩耶道の合流点に来た。今回の登山はトレーニングとしての目的もあるので、登り道はいつもよりややペースを上げて歩いています。ガイドブックに掲載されている登山時間(2時間10分)の2/3程度(1時間25分)での登頂を目標とします。
不動の滝。見下ろす位置なので、よく見えない。
これは??滝修行の場所かな。
旧摩耶道と合流してから、急に道が険しくなった。昔の人は、こんな道を登って参拝していたのか。
ひたすら階段。さすがにペースダウンしないと登れなくなってきた。
このあたりは、樹齢100年以上と思われる大木も結構残っている。六甲山は明治時代には、ほとんど木が伐採されてはげ山になったらしいが、このように神社に関係する場所の木は残されたのだと思う。
やっと上野道との合流地点です。かなりのハイペースで来たので、極寒と言えども、じんわり汗をかいてきました。「冬でも全然大丈夫じゃん」と、この時は思っていました。
神社チックな石段に差し掛かりました。この階段がまた長かった・・・
工事中の仁王門を通過。
階段が長い上に、かなり急です。
そしてついに登った!と思ったら、旧天上寺跡でした。まだか・・・
説明が載っています。
この場所、木が邪魔で多少展望がさえぎられますが、なかなかの景色です。掬星台がいっぱいの時は、ここで休憩するのもいいんじゃない。
そしてさらに登っていき、やっと摩耶山頂へ。山頂なんだけど、ここは何にもないんですね。山頂に来ると、かなり風がきつくなってきました。
ついに掬星台に到着!さすがにこの寒さだと、誰もいないな・・
時間は1時間28分で、ほぼ目標達成です。
風強いなあ。
見晴らしのいい、展望台へ来ましたが、曇っているのでいまいちです。
なんか、雲の様子がやばいなあ・・・
せっかくなので、持ってきたホットコーヒーとパンを食べようとしたのですが・・・
あまりの寒さに、ふた口くらい食べたら急に体が寒くなってきて、
「こんな所で食べてたら、凍えてしまう」と危険を感じ、急遽摩耶ロープウェイ駅に入ろうとしたのですが・・・・開いてない!!
寒かったらロープウェイで下りたらいいや、という選択肢はなくなりました。
結局、掬星台にいたのは10分足らずで、すぐに下山を始めました。
ちょっと歩くと風はなくなり、すぐに寒さはやわらぎました。
山頂の風は北風だったので、南斜面には風が当たらないのでしょう。
帰りは最短距離の上野道です。階段ばかりかと思っていましたが、時々平坦な道が出てきます。
この道は、何か所かに休憩できる広場があり、展望もそこそこあります。
階段だけでなく、谷の様な道もあります。
また展望が開けました。上野道は階段だらけなので、登るのはきついと思いますが、下りは展望が開ける部分が比較的多く、景色を楽しめます。
もうかなり街に近くなっていますが、こんな展望台もありました。夜来たらきれいでしょうね。
なぜか登山道に鉄棒が??
登山道の整備工事をされてました。
登山道終わり。工事の車両が止まっている。
最近学習したことは、登山道が終わっても舗装道路が意外と急な所が多く、期を抜けないということ。ここの舗装道路もかなり急で、登山道よりも歩きにくい。
摩耶ケーブル駅です。ここからちょっと下って、市営バスに乗って帰りました。
今日の登山時間はちょうど2時間半くらい。700mの山を登って下りる時間としては、まあまあと思います。筋力はだいぶんついたので、下りで筋出力が落ちることはなくなりました。また、登山ペースも今回はちょっと上げることができたので、今後もペースを少し上げて行っていきたい。
冬装備については、登山時はTシャツ+ベースレイヤー2枚+ダウンでも暑いくらいでしたが、山頂ではさらにソフトシェルを着ても寒いくらいとなりました。何よりも服を着るタイミングがちょっと遅くなるだけで体がかなり冷えるので、早め早めの調整の必要性を痛感しました。冬の山をなめてはいけませんね。いい経験でした。