Columbia セイバーミッドを、履きやすく調整する
ハイキングを始めた頃、「本格的でなくていいので、ほどほどの登山靴を」と、Columbiaのショップでセイバーミッドを購入しました。それから半年以上経ち、分かってきたこともあるので、一度まとめてみようと思います。他の登山靴を使ったことがないので比較しにくいですが、実売1万円の低価格の中でうまくまとめられた、完成度の高い軽登山靴です。
入門用の軽登山靴ではキャラバンあたりが有名ですが値段が1万5千円前後します。それに比べてColumbiaの軽登山靴は1万~1万2千円くらいの製品があり、セイバーミッドは1万円くらいで売っている。ただしColumbiaの登山靴は石井スポーツや好日山荘では売ってないので、三宮にあるColumbiaのショップで購入した。店員さんから教えてもらったセイバーミッドの情報は以下の通り。
- 水に対しては撥水程度で防水機能はない。雨をちょっとしのげる程度と考えたほうがいい。
- 靴ひもを止めるフックなど、壊れやすい部品もあるので初期不良に注意が必要。
- 登山だけでなく普段常用している店のスタッフがいるが、長期間使用でも比較的しっかりしている。
- 本格的な登山には向かず、割り切った作りになっているので、自分の用途に合っているかが大事。
購入後は、六甲山での2~5時間程度のハイキングに使用していますが、使い心地は良く、特に不満はなかった。撥水に関しては、何度か雨に遭遇してますが、靴の中に水が入ってきたことは一度もありません。
しかし、4月上旬に行った一人六甲全山縦走では、足に水ぶくれができてしまい、痛い思いをしました。「セイバーミッドは長時間のハイキングには使えないか」とも思いましたが、自分なりに調べてみることにしました。
インソールを取り出して足を乗せてみると(写真は見苦しいので、足指と爪の位置を書き込み)、4指は半分くらいはみ出し、5指ははみ出した上に内側に回旋していました。水ぶくれができたのが両側とも4.5指のインソールの境目近くだったので、直接の原因はインソールとの不適合にあると推測しました。
さらに、一人六甲全山縦走直後には5指外側の骨突出部が発赤していたので、靴に強く当たっていたと考えられる。よって、水ぶくれは以下の原因でできたと考えられる。
- 特に下りで足部が前方にずれ、足指が靴前面に押し当てられる。
- 足指外側の余裕が少なく、4・5指が下方に押し当てられる。
- 4・5指とインソールの境目で強い力が加わり、水ぶくれとなった。
インソールを変えるのも1つですが、5指部分が狭すぎるのがそもそもの原因と考え、シューストレッチャーをAmazonで購入しました。後方のねじ部分を回すと、前部分が広がって靴を伸ばせます。
5指の当たり具合を確認し、伸ばしたい部分に黒い部品をつけます。
両方の靴にセットし、しばらく置いておきます。どれくらい伸ばせがいいか分からないので、つけっぱなしです。ハイキングに使うときだけ外しています。
紐の止め方も少し工夫しました。セイバーミッドは踵部分にホールドさせるためのフックがない分、踵部分がゆるくなって足部が前方にずれてくるのだと思います。フックはどうしようもないので、上から2番目のフックへ紐を引っ掛ける際、上→下と逆方向に引っ掛け、クロスさせることで踵への固定性を多少高める努力をしています。
その後何度か使用しましたが、小指外側の当たりはかなり軽減し、4時間程度のハイキングであれば水ぶくれができる様子はありません。かなり楽になりました。
今になって思えば、どの靴も小指が当たってるんですよね。ついでに他の靴も、小指部分を延ばしてます。
最近出た、「セイバーミッドプラス」は、踵近くのフックが追加され、ホールド性が高くなっていると思われます。「セイバーミッド」も新作カラーとなっていますが、色はこちらのほうが好みです。
[コロンビア] Columbia セイバーミッドプラス YM5190 010 (Black, Spicy/8)
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