書評

【499円均一】文庫、新書、ヤマケイ読本セール(1/19まで)

たまにある、ヤマケイのKindle本のセールが1/19まで行われています。地図読みの本が欲しかったので、「地形図の楽しい読み方 不思議でおもしろい地図の世界へ」を購入。「山と渓谷」等の雑誌バックナンバーもセールしている時があるので、要チェックです。 w…

六甲連山バイブル、購入しました!

知る人ぞ知る、六甲山のことを最も詳細に書いている「六甲連山バイブル」。欲しかったのですが、自費出版で本屋やamazonでは購入できず、神戸市立の図書館で借りては読んでいましたが、今回、思い立って「神戸アーカイブ写真館」まで直接買いに行きました。…

日本特有の危険さ ~柔道事故~

最近柔道を再開したこともあり、興味本位で読んでみた。柔道は格闘技なのでケガは多いとは思っていましたが、死亡事故がこんなに多いとは思ってませんでした。しかもその大部分が、頭部打撲による急性硬膜下血腫だとは。一方、日本に比べて柔道人口の圧倒的…

シンプルな習慣を、いかに説得するか ~なぜ、あなたの仕事は終わらないのか~

元マイクロソフトの中島聡さんが書かれた時間術の本が出版されました。私にとって中島さんは、「高校生でGAME80コンパイラを作った」人として知った。高校生ですごいなあ、と思っていたが、それはその時から自分なりの時間術を使って、勉強とプログラミング…

戦後民主主義を理解するための必読書 ~ヒトラーとナチ・ドイツ~

民主主義って、一見いいように見えるが物事がなかなか進まない。かつて橋本徹さんが「今、日本に必要なのは独裁です」って言ったことあるけど、これだけ物事が進まない状況が続くと、それも一理あると思ってしまう。かつてのナチ・ドイツって、外から見れば…

すぐれた政治家は、100年後に分かる? ~天才~

前東京都知事の石原慎太郎さんがテレビに出ておられ、本書を紹介されていたので早速購入して読みました。田中角栄元総理の生涯を1人称で無骨に語った本だからこそ、彼が 何を考え政治を進めたのか、なぜお金と根回しを大事にしたのか、そしてロッキード事件…

多数決は民意か? ~多数決を疑う~

政治だけでなく、あらゆる組織や集団の意思決定によく使われる多数決ですが、「多数決で決める」ということの意味を深く考えたことはなかった。本書は多数決を含む意見集約ルールについて、数学的視点から問題点を浮き彫りにしている。多数決の特徴や問題点…

一般受けしない良書 ~Excel VBAをはじめるまえに絶対知っておきたい「マクロ」の本~

VBAを使っている人には、マクロは「何で今さら」と興味が湧かない対象かもしれない。逆に、Excelの関数を何とか使いこなしているレベルの人には、「ちょっと敷居が高いな」を思うかもしれない。そんな隙間のようなマクロについて書かれているのが本書である…

有用な記録とは何かを考えさせられる ~本能寺の変 431年目の真実~

地元の亀岡では5月に、戦国時代に城主だった明智光秀を祝う「亀岡春祭り」が開催される。亀岡市民は明智光秀には悪い感情を持っていないが、世間的には「戦国時代の裏切り者」「下剋上の代表」として認知されている。その一般的な定説に一石を投じたのが本…

本の保存は高コスト ~本で床は抜けるのか~

床が抜けるほどではないが、自宅の本は増え続けており、いつか考えないといけないテーマ。床が抜けるかどうかより、その危機に面した方々の模索がとても参考になった。電子化が流行ってはいるが、一覧性や読みやすさでは紙の本にはかなわない。しかし、大量…

本の整理2016年春

部屋の本棚は既にいっぱいなのに、ついつい本を買ってしまう。このままでは床が抜けてしまうので、もう読まないだろう本は古本屋に持っていくことにした。まずは60冊程度ピックアップしたが、思い出深い本も何冊かある。治療に同意する能力を測定する―医療・…

雑談空気意外に重要 ~リモートチームでうまくいく~

職場の中でも外でもやたらと会議が多くなっている。特に職場外での会議では、時間が合わなかったり距離的問題があったり、調整に難渋することも多い。じゃあ、メールで済まそうかと思うのだが、理由はよく分からないが物事がうまく進んでくれない。何かいい…

臨床作業療法2016年5・6月号 ~あの手この手の就労支援~

復職には作業療法士として関わりたい部分である。しかし、積極的に関わろうとすると、職場へ出向いたり職場の上司と話したりと、普段の業務から外れることが要求される。また、ジョブコーチなど復職を援助してくれる関係職種との連携も重要だ。病院などで臨…

エディーはいい上司? ~エディー・ウォーズ~

ラグビーワールドカップから半年以上経ち、本屋に並んでいたのが本書です。エディーはすばらしい結果を残したし、他の人ではこの結果は残せなかったと思いますが、自分の上司になると考えると、微妙な人です。少なくとも、自分の上司にはなってほしくないな…

臨床作業療法2016年3・4月号 ~地域の総合力を高めるOTの視点~

現在、「臨床作業療法」のアドバイザーをさせていただいています。十分な役割を果たせないまでも、しっかりと読み込み、自分なりの意見は言えるようにはしておきたいものです。そういうわけで、書評をブログにアップすることにしました。今号のテーマは「地…

六甲山で季節を感じるなら ~六甲山シーズンガイド 春・夏~

雪の少ない今シーズンの六甲山ですが、今日は結構雪が降ったようですね。でも、もう間もなく春です。春から初夏にかけてのいい季節にどこを通ろうか、検討するため図書館で借りてきました。ベタでないコースが多いからこそ、著者が「この季節に訪れてみたい…

エビデンスに基づいた教育を ~「学力」の経済学

ジュンク堂で目に留まり買った本ですが、久しぶりの「目から鱗」の良書でした。タイトルに経済学の言葉が入ってますが、教育と経済を融合して考えるわけではありません。「教育って、今でも根拠がどうのより、個人の思いが中心で動いているなあ」って思って…

名前通りの本格入門書 ~ExcelVBA本格入門~

大村あつし氏のExcelVBA本には本当にお世話になったが、ここ10年はExcelVBA関係の目立った新刊はなかったように思う。「もう、この分野の本は書かないのかな」って思ってたら、今年になって立て続けに新刊が出版された。そのうちの一冊「ExcelVBA本格入門」…

厳選おすすめハイキング ~関西から行くゆる登山~

この本も、図書館で目についたので借りてみた。 登山コースがいっぱい載ってるガイドブックはあるんですが、知らない山の場合は「どれがベタなコースなの?」ってのが実は知りたかったりする。自分が知っている、六甲山系の3コースの選び方を見ると、この本…

モンテインのレインウェア良さげ ~私の山道具2~

図書館で目についたので借りてみました。「俺の」ではなく「私の」山道具なので、女性が選んだ山道具ばっかりですが、道具を選ぶ選択眼は男性よりもセンスが良さそう。また、女性のほうが力が弱いので、特にバックパックや靴は慎重に選んで、高くてもしっか…

タイトルに不満あり ~ビジネスパーソンのための契約の教科書~

昨日は娘とその友達連れてプールに行ってきました。お父さんは荷物番していたのでプールには入らず、その間に本書を読破しました。この本、具体例は少ないものの、書いている内容の大枠は前回紹介したビジネス契約書の起案・検討のしかたとさほど変わらない…

まさにリスクマネージメントツール ~ビジネス契約書の起案・検討のしかた~

この週末は東京で研修会でしたが、その行き帰りを使い一気に読みました。別に契約書を書くわけではないんですが、仕事を業務さんにお願いする際、どのように約束を交わせばいいのか、そのヒントが見つかればと思い、買いました。本書は、類書でありがちな「…

これナイス! C MAGAZINEがKindleで復刻

なつかしのC MAGAZINEが創刊号から最終号まで、Kindleで復刻です。しかも1冊90円はかなり良心的な値段。パソコン・マイコン関係の古い情報って探すのかなり大変で、古い雑誌しか情報源がないことって結構あるんです。どうしてもの場合、東京に行ったついでに…

デンマークの椅子にあこがれて

「北の椅子に」に行って以来、デンマーク家具へのあこがれが再燃している。「そういえばかなり前に、デンマーク家具の本買ったっけ」と本書を引っ張り出してきた。デンマークは家具に限らず、デザインがシンプルで、飽きがこず、それでいて斬新さも兼ね備え…

心に留めておきたい一冊

臨床では、「対象者の立場になって考えることが大事」と言うものの、実際は同じ立場に立てない以上、推測することしかできない。だからこそ、対象者の言葉を真摯に受け止めることが、気持ちを知るために最も大事なことだと思っている。 著者の関先生は言語聴…

嵐山での自然循環型生活

最近は現実逃避しているのか、小屋だの自給自足だの、そんな類の本を図書館でよく借りている。その中でも、自分で創意工夫しながら半自給自足生活を営み、その生活を本にしているのを良く見かける。本書も京都嵐山の広大な土地で、試行錯誤しながら自然循環…

シンプルだがツボを押さえた提案書ノウハウ

今年度中に電子カルテが導入予定で、準備作業が間もなく始まる。また来年度の全国学会では、スライドデータ管理など、何らかのシステムを使用する可能性もある。ということで、本屋でシステム仕様書に関する本を探してみたんですが、システムを作ってもらう…

森があって、庭があって、その中に家がある感じ

さすが森の国、フィンランド。 この本に出てくる庭は、例外なくバックに森のような木々が写っている。そして庭の中央には、机や椅子があり、家族で食事したり、読書をして過ごしたりしている。庭の片隅にあるのは、おまけのようについている小屋ばかり。自宅…

Activityとしての「お手玉」の特性

2月にActivityをテーマにお手玉を使っていくつか実技をしましたが、終わってから図書館で予約していたお手玉関係の本が何冊か手元に来ましたので、ざっと読んでみました。そのうちの1冊がこれですが、なかなかセンセーショナルなタイトルですね。著者は心療…

歯医者に行こうと思う、もっともっと前に読んでほしい本

本日は、歯周病に対する手術後の抜糸でした。ここ数年は継続的に歯医者に通い、ブラシング指導を受けたり、マウスガードを作ったりなど、メンテナンスをしっかり行ってきたつもりではあります。しかしながら、右上の歯周病がうまくコントロールできず手術に…