岸田川流域の滝めぐり(その4)霧ヶ滝

ほどなく姿を現した霧ヶ滝。もう絶句もんのすばらしい滝です。日本の滝100選に選ばれてないのが不思議なくらい、存在感抜群です。どれだけ写真を撮っても、この存在感、空気感は伝わらない。ここに来ないと、霧ヶ滝は感じれない。遠かったけど、ほんと来て良かったです。
f:id:Hanamaru:20170831123516j:plain

あと100mの標識からほどなく、その時は突然訪れました。前ぶれなく目の前が開け、木々の間からその全貌が姿を現しました。スゲー!!
f:id:Hanamaru:20170831121809j:plain

もう少し進むと、遮るものがなくなり、その姿をはっきりとらえることができます。100mほど離れているはずなのに、全貌をカメラに収めることができない、このスケール感。感動です。
f:id:Hanamaru:20170831122128j:plain

めったに縦向きで撮影しませんが、この時ばかりは縦にして撮影。これで何とか全貌を捉えることができます。兵庫県に、こんな所があったんだ。
f:id:Hanamaru:20170831122139j:plain

滝下に近づくまでに一苦労。まずは滝の右側から近づきましたが、30m以内はミスト状のしぶきがすごく、カメラが使えない。しかも、岩が濡れ濡れで恐ろしく滑る。進むことすらできないので、沢をジャブジャブ横切り、滝の左側へ。風向きの関係か、滝右側はしぶきが少なく、撮影可能でした。
f:id:Hanamaru:20170831123516j:plain

もうこの距離だと、カメラ縦向けでも全貌を写せません。ずっと見てても飽きません。
f:id:Hanamaru:20170831123543j:plain

滝の下側はミスト状になっており、滝壺がありません。すごい光景。
f:id:Hanamaru:20170831123554j:plain

今回、この渓谷で唯一お会いしたグループの方は、霧ヶ滝50mほど手前で休憩されてました。ここから見ても、滝のスケール感が伝わります。地元の方が「ソロで行く時は、熊に注意してね」と教えてくれました。六甲中心に歩いているため、熊に対しては何も考えてませんでした。熊鈴買おう。
f:id:Hanamaru:20170831124354j:plain

下りは急ぎ足でしたが、渡渉する場所を見逃し、道なき道で迷うはめに。下りこそ、注意しましょう。
f:id:Hanamaru:20170831130049j:plain

下りは意外に早かったです。駐車場まで戻りました。
f:id:Hanamaru:20170831134525j:plain

それほど多くの滝は見てないので比較しずらいですが、それでも霧ヶ滝は一見の価値がある、すばらしい滝でした。この後シワガラの滝も見に行きましたが、「壮大さ」なら、比べ物にならないくらい、霧ヶ滝が良かったです。正統派の滝好きなら、見逃せない名瀑でしょう。