そうとは言いきれないが、なるほどと思う ~すべての教育は「洗脳」である~

久しぶりにホリエモンの本を読んだ。考え方に必ずしも同意するわけではないが、自分の意見をしっかり言い切る姿勢は尊敬に値する。曖昧にして責任を取らない人よりよっぽどいい。そんなホリエモンが教育の本を書いた。センセーショナルなタイトルで、100%そうとは思いませんが、教育する側は、「洗脳」というネガティブな側面は意識したほうがいいと思う。

なんとホリエモンは私より年下。生まれてから私より短い時間しか過ごしてないが、その時間は相当濃密だっただろうと思う。そして私よりいろんな経験をし、自分の頭で考えて決断する。誰よりも自立した方だと思う。おそらくホリエモンは生まれた国が日本でなければ、もっと違う人生を歩んでたのだろう。

教育は、「正しいこと」「良いこと」を教えるイメージがあると思うが、果たしてそうだろうか。特に教える側は、それを疑うことはないのだろうか。教えていることが、「それは、正しいのですか」と質問されて答えることができるのだろうか。結局、正しいかどうかなんて、その年代、文化によって違うだろうし、はっきり正しいと言えることなんて、本来はほとんどないはず。でも、それが正しく、良いことと教えるのは、刷り込んだほうが面倒くさくなく、早いから。一時期流行った、マイケル・サンデルのように、正しさ、正義を議論していけばいいのだが、そんなことをすれば、余計に正しいことが分からなくなる。