山伏道からシラケ谷のハイキング(その2)山伏道

探検終了後は、鍋谷ノ滝から山伏道を進みました。ここを含めた古寺山の登山道一帯は、地元の人がつけたであろう標識はあるが神戸市の標識はなく、登山地図にもあまり道が描かれてないエリアです。でも、この山伏道なんかは見応えのある滝が連続し、そこそこ上も開けているので明るく、六甲山系でも屈指の谷道だと思ってます。もっと知られたらいいのになあ・・・と思いながら通ります。
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逢山峡の探検終了後は東山橋まで戻り、いつもの舗装道を進んでポンプ施設前まで来ました。ここを右に下り、行き止まり手前の右側から登山道が始まります。でもここって、「立入禁止」と書かれているので、知らない人はまず分からないですね。私が初めて通った時も、「ほんとにいいのかな・・」と遠慮がちに通った覚えがあります。わざわざここ入らなくても、右側に沢があるんだから、入口手前部分から右に入るような登山道作ってほしいものです。
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そして沢を渡り、鍋谷ノ滝へ向かいます。この鍋谷ノ滝すぐ下って、沢に入れば難なく行けますが、登山靴で濡れないように行くのは難しい。手前にあるソーメン上の滝を越えれば行けるので試みましたが、ヌルヌルして滑りそうだったので断念しました。水量少なくても、ここを越えるのは難しいい。
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結局は、山伏道をちょっと進み、ソーメン上の滝すぐ上あたりを目指して藪こぎすればこの位置に来れます。この行き方が一番無難ですが、夏場はマムシ等が怖くてなかなか行けない。ここもちゃんとした道があればいいなあ、と思います。
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鍋谷ノ滝は三段の滝です。下の一段を登り、上の二段を望んだ写真です。これでも結構な音を立てて落ちてますが・・
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去年9月の、雨の多い時期の写真を見ると、水量全然違います。
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山伏道に戻り、上流へ進みます。この道は沢に結構近く、歩いているだけでも小滝はよく見えます。下りようと思えばすぐに下りられるので、じっくり見ることも可能。名もない小さな滝一つ一つが見応えあります。
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上が結構開けているので、日も差します。冬だけどそれほど寒くなく、最高の雰囲気です。
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この日当たりの良いエリアで昼食を取ることに。休憩できる大きな岩場も多く、上流下流ともいい景色。しかもあまり人のこない場所なので、のんびりできる。しかし、お箸を忘れたことに気づき、急遽小枝でお箸を作りました。万が一のために購入していた、スパイダルコのナイフが初活躍です。
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昼食後は再び上流を進みます。ここからも小滝・滑床が続きますが割愛。三条の滝に来ました。滝すぐ右に巻き道あるが、結構危険な道でした。滝の手前から右を大きく巻いた方が安全です。
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三条の滝すぐ上の二段の滝です。ゴルジュ状の岩場を流れる見事な小滝ですが、上方からした撮れませんでした。
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だんだんゆるやかになり、奥に堰堤が見えたら、沢を離れて右の踏み跡を進みます。
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分岐路です。直進すれば(おすすめしないコースですが)古寺山へ行けます。左へ曲がります。
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道はまあ明瞭ですが、崩れかかっている箇所もあり、注意して進みたいです。
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堰堤を右から越えます。この後はなだらかな沢になっており、その先に左へ曲がって沢を越える道がありましたが、直進しました。でも、茶園谷方面行くなら、左曲がったほうが良かったみたい。
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林に入りました。太陽が差し込み、何ともいえないいい雰囲気。
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そして舗装道に合流。
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多少危ない場所もありますが、何度歩いても歩きがいのあるいいコースです。六甲山系って、クッカーでごはん作って食べる雰囲気の場所って少ないですが、ここにはそういう場所がいくつもあり、春から夏にかけてはお勧めです。ただ、沢が近い上に藪が多いので、夏から秋にかけてはマムシ等に注意が必要です。