菊水山→鍋蓋山のトレーニングハイキング

 午後から代休を取った時に、菊水山から鍋蓋山へ登ってきました。六甲縦走の一番の難所といっていい二山であり、間にエスケープルートが乏しいので、トレーニングと言えども気持ちの準備がいります。登山直後には疲労の早期回復とトレーニング効果を高めるため、アミノ酸(特にBCAA)を運動直後に飲むようにしています。どれくらいの効果が出ているか分からない部分もありますが、飲み忘れた時との主観的印象では、疲労の回復度(特に1日後の筋出力)は違いがあるように思います。
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鵯越からスタート。仕事がちょっと長引きましたが、それでもちょうど2時には到着です。登山口までのアクセスの良さ、近さは神戸ならでは。
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鵯越から旧神戸電鉄菊水山駅までは割愛。この間は多少の登りがありますが、舗装道も多く歩きやすい道です。写真の場所から菊水山頂までがひたすらきつい階段が続くわけですが、道が悪いわけではなく、階段等しっかり整備されています。ただ、傾斜がきついだけです。
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これは階段と言えども、最初の比較的なだらかな階段。今回は平日午後ということもあり登山者が少なかったので、無理せずちょっと歩いて少し休んで、を繰り返して登りました。ちょうど呼吸器疾患を持たれている方の呼吸リハのように、ちょっと苦しいけどまだ歩ける程度(SPO2 90%前後くらい)で立ち止まり、立ったまま10回ほどリラックスしながらゆっくり呼吸し、呼吸が整えばまた歩き出す、を行いました。
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そして菊水山に到着。頻回に小休憩を取りながら登ると、それほど苦しい場面もなく、疲労も強くなく、意外にも時間はそれほどかからず登りきれました。六甲縦走の時は、須磨浦公園、須磨アルプスの手前、そして菊水山と鍋蓋山がきつい登りとなっているので、その4場面ではできるだけペースを落とし、小休憩を取って進みたい。一人縦走の時は人が少ないのでできると思うが、問題は11月の六甲縦走のイベント時か。人が多いので、そんなに自分の都合よく休めないかもしれない。
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菊水山は下りもきつい。膝、足部を傷めないよう、きつい斜面や岩場は慎重に、ゆっくり進む。
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天王吊橋に到着。ここまで1時間半程度。渡り切った所から鍋蓋山の登りが始まりますが、ここがまたきつい。前回登った時は気づかなかったが、道がつづら折りになっているから登れるものの、斜面は菊水山よりもきつい。ここでも同様に頻回に休憩を取りながら進むが、あとは足の踏み場にも気を付け、できるだけ小刻みに登れるよう工夫した。
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鍋蓋山頂に到着。ここまで2時間ちょっと。
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山頂すぐ南側の展望がかなり良くなっている!木を切ったのだろうか。鍋蓋山って六甲縦走で通る山の割には知られておらず、地味な印象ですが、なかなかいい山です。菊水山から上るのが大変なら、平野谷や大師道から登ってくるのがおすすめです。
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そして前も書きましたが、鍋蓋山から大龍寺までの尾根道は歩きやすく、雰囲気も良い。両側に山が見えますが、右側は山の向こうに市街地が見えます。山と街のこの近さが、六甲らしい景色です。
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時間、体力とも余裕があったので、再度越から再度山頂に行きました。
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市ヶ原に到着。ここまでちょうど3時間。
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布引貯水池すぐ下のかくれ滝です。普段は水が流れてなく、雨降り後など水の量が多い時だけ現れます。
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新神戸に到着時点でちょうど3時間半でした。今回は、六甲縦走の山場の菊水山、鍋蓋山を、いかに疲労をおこさず歩くかをテーマに登りましたが、工夫して歩けばかなり疲労が減らせることが分かりました。難所は自分のペースをしっかり理解し、恥ずかしがらずに休憩を取ることが大事ですね。
そして、アミノ酸補給はいつも、スティックタイプの「アミノバイタル」を使っています。ゼリータイプもありますが、かさばるので私は買いません。カロリーも行動食等で摂るので不要。スティックタイプはバックパックのヒップベルトにある小物入れに入るので、常に数本入れています。今回は菊水山頂で1本、新神戸下山時にもう1本飲みました。トレーニング効果を高める場合は、運動直後30分以内が望ましいですが、登山であればピークを過ぎた時点で飲んでもいいのではないでしょうか。

アミノバイタル プロ 14本入箱

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