読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

歯医者に行こうと思う、もっともっと前に読んでほしい本

書評

本日は、歯周病に対する手術後の抜糸でした。ここ数年は継続的に歯医者に通い、ブラシング指導を受けたり、マウスガードを作ったりなど、メンテナンスをしっかり行ってきたつもりではあります。しかしながら、右上の歯周病がうまくコントロールできず手術に至ったので、手術したその帰りに本屋に行き関連書を探しました。さすがに専門書は1万円前後するので手は出ませんが、立ち読みした限りでは、コントロールしにくい歯周病もある様子。今後のメンテナンスのためにも、一般書を2冊買いました。

1冊目は、姫路で歯科医院を開業されている河田先生著の「歯と歯ぐきを守る新常識 ~歯磨きだけで虫歯や歯周病が防げない本当の理由~」です。この本はソフトバンクの科学系新書で、安価な割にオールカラーでイラストが見やすく、分かりやすい本でした。

でもイラストよりも素晴らしいのは、河田先生の簡潔で絶妙な説明です。ほとんどの項目がイラスト込で2ページであり、文字数は決して多くありません。その限られた文字数の中で、断言できない部分は分かる範囲での表現にとどめ、必要な部分には論文などから引用したと思われる内容が簡潔に分かりやすく書かれ、メリットだけでなくデメリットもちゃんと書かれている。そして自分の主張については、違う意見がある場合はそれも紹介し、正しさよりも個人の意見であることをちゃんと書かれている。このバランス感がとても良い。歯の治療を受ける前に読んでおきたい一冊としてお勧めできますが、著者の意向を考えると、治療を受けようとするもっと前に読んでおくべき本でしょう。基本、歯は修理をしているだけで直せない。予防と日々のメンテナンスが最も大事なのだから。

さらば歯周病(新潮新書)

さらば歯周病(新潮新書)

河田先生が気にいったので、もう一冊「さらば歯周病」もKindleで購入し、ざっと読みました。タイトルは歯周病とありますが、虫歯も含めた治療やメンテナンスについて書かれている本です。前書のようなバランスの良い書き方は変わらず、そして前書よりも踏み込んだ内容となっているので、著者の考えを知るにはこちらのほうが良さそう。

この河田歯科って、家から30分くらいで行けそうな場所にあり、今通っている歯医者よりもかなり近いし、行ってみたいな、と思ったりもする。でも、今の歯医者もしっかり説明してくれるし、治療にもこだわりを持ちつつ、複数の選択肢を提示してくれるので、代わるつもりはない。いい歯医者に出会う(探す?)のも、大事なことでしょうね。

01#.家庭歯科医学辞典(河田歯科医院 home page)
姫路駅すぐにある河田歯科医院。河田先生は何冊か一般向けの歯科治療に関する本を書かれているが、とても分かりやすい。